科目情報
科目名 地理学 
クラス − 
授業の概要 我々が生活を営む土地は、主に、河川・波・火山活動・断層活動などの力によって形成されてきた。これらの土地の形成過程を概説するとともに、それぞれの土地の性格が人間活動に大きな影響を与えていることを説明する。また、我々にとっては自然災害であっても、それは絶え間なく進行する自然の営みであること、さらに我々はその自然の営みによって形成された土地を利用していることを述べる。 
授業の到達目標 人間活動の内容は土地の性格によって異なることを理解する。
人間生活の舞台である土地(主に、日本に日本に発達する土地)の形成プロセスを知る。また、それぞれの土地が規定する水の得やすさ、広がり(面積)、交通網に対する影響などが人間活動に大きな影響を及ぼすことを知る。さらに、土地の性格と自然災害との関係を知る。 
授業計画 1.はじめに(土地を形成する力は場所によって異なる
2. 扇状地(河川が山地と平地の境界部に形成する円錐状の土地)
3. 河岸段丘(河川の中上流部に形成される段々状の土地)
4. 沖積低地と自然堤防(河川の下流部に形成されるじめじめした土地)
5.三角州(河川が海や湖に流入する場所に形成される堆積性の土地)
6. 海岸段丘(波の力と海面変化あるいは地殻変動によって形成される土地)
7.リアス式海岸(海に接する山がちの土地で、海面上昇か土地の沈降によって形成 される地形)
8. 珊瑚礁地域(暖かい海域で造 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキスト:「詳解現代地図帳」(二宮書店)
参考書:「日本の自然」全8巻(岩波書店) 
授業の形式 講義 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席点(20点)、小テスト(30点=1回10点満点を3回)、期末試験(50点)の合計点で評価する。出席点は授業回数の2/3以上の出席に対し、出席回数に応じたものとする。
 
本授業に関する情報  
その他 日本における農業の地域性に興味のある者は「地誌学概論」、自然環境と文化との関係について興味のある者は「風土と文化」、自然環境そのものに興味のある者は「自然地理学」の受講を薦める。