科目情報
科目名 小学校教科内容論社会 
クラス b 
授業の概要 歴史的領域(武島担当):「学習指導要領」が、小学6年生の社会で取り上げる人物として例示する、ザビエルから徳川家光までの5人と、その時代について解説する。さらにもう1人、「戦争と平和」を考える題材として、1929〜1931年に首相を務めた浜口雄幸を取り上げる。
地理的領域(香川担当):多くの学生諸君が苦手意識を持っている地理は、小学校の社会科学習の大半(3〜5年、6年の最終1/4)を占める。本授業では、地域を観察するセンスを磨くことに主眼を置き、自信を持って「楽しく学べる地理」が創出できる能力の育成を図る。 
授業の到達目標 教材研究の大切さを知る。 
授業計画 GH 歴史的領域(History:武島)と地理的領域(Geography:香川)によるガイダンス
H1 ザビエル:大航海時代と日本 宣教師の日本観
H2 織田信長:「桶狭間奇襲」と「鉄砲三段構え」は史実か? 本能寺の変の謎
H3 豊臣秀吉:天皇権威の利用と「惣無事令」 際限のない役負担
H4 徳川家康:関ヶ原の戦いと江戸幕府の発足
H5 徳川家光:参勤交代は何のため? キリシタン対策から「鎖国」へ
H6 浜口雄幸:「世界の平和」に貢献する試みとその挫折
H7 歴史的領域テスト(60分)
G1 学習指導要領 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 歴史的領域・地理的領域ともにテキストは指定しない。歴史的領域の自学自習には、藤木久志『雑兵たちの戦場』(朝日新聞社)、池上裕子『織豊政権と江戸幕府』(講談社)、神田千里『島原の乱』(中央公論社)、川田稔『激動昭和と浜口雄幸』(吉川弘文館)を薦める。地理的領域の自学自習には、小・中・高いずれでもよいので地図帳、桜井明久『地理教育学入門』(古今書院)が有用。 
授業の形式 講義 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 歴史的領域と地理的領域に共通して、出席点(30%)とテスト(70%)で50点満点の評点をつける。授業期間の終了後に両者の評点を加算し、本授業科目の成績評価とする。歴史・地理いずれかの領域で3回以上の欠席をした者は、成績評価が「不可」になることがある。 
本授業に関する情報  
その他 平成18年度以降の入学者のみ受講登録できる。
平成17年度以前の入学者は「小学校教科専門社会」の代替としての受講となる。