科目名 |
英文法B |
クラス |
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授業の概要 |
本年度の授業では、英文法に関する重要なテーマの中から、特に動詞の意味と構文交替現象についての講義と演習を行う。近年の理論言語学(認知言語学、語彙意味論など)による研究成果について講義し、その研究成果を十分理解することを目指す。文法現象の観察、記述だけでなく、体系的かつ整合性の高い説明を目指すとともに、出来れば、近年の言語学研究によって発掘された知見を英文法教育にどのように還元することができるかという問題についても考察したい。
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授業の到達目標 |
与格交替(dative alternation)、所格交替(locative alternation)、受動交替(passive alternation)、動能交替(conative alternation)など、動詞の意味と様々な構文交替現象について理解する。演習ではこのようなテーマについて書かれた文献を読み、その内容を十分理解することを目標とする。 |
授業計画 |
構文交替現象について講義するとともに、文献購読を行う。はじめに、海外の学術雑誌 Cognition に掲載された古典的な論文 Mazurkewich and White (1984) から読み進め、ひき続き、構文交替現象を扱った文献を講読する。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
取り上げる論文: Mazurkewich, I., and White, L. (1984) The Acquisition of Dative Alternation: Unlearning Overgeneralizations. Cognition 16, 261-283. 参考書: 吉村公宏編『認知音韻・形態論』大修館書店 |
授業の形式 |
授業は講義と演習で進める。特に演習では、報告者による口頭発表を中心に文献の購読を行う。随時、文献の内容についての要約等の課題提出を求める。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
学期末試験・学期末レポートの内容(70%)、出席状況(20%)、課題提出・口頭発表など授業への参加態度(10%)を学期末の成績評価の基準とする。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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