科目情報
科目名 英語学演習A 
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授業の概要 本講義の概要は以下の通りである。
1)生成文法の言語獲得論(特に、項構造構文の獲得)について取り上げ、
Pinker の言語獲得研究を理解するとともに、語彙意味論研究の知見を学習す る。
2)現在の生成文法理論(ミニマリスト・プログラム)に対し、認知言語学が提唱 する用法基盤モデル、構文文法について取り上げ、その妥当性について徹底的 考究する。 
授業の到達目標 Pinker(1989)の仮定する連結規則と語彙(広域・狭域)規則についての理解を踏まえ、その問題点と今後の課題について検討するとともに、用法基盤モデル、構文文法に代表される認知言語学の研究成果を学ぶ。 
授業計画 詳細は初回の授業で説明する。第2週目以降、Pinker(1989)、Goldberg(2006)、谷口(2004)を取り上げ、併せてそれに関連する文献を購読する。 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 以下の文献を主要なテキストとし、必要に応じて適宜、関連論文を取り上げる。

Pinker,S.(1989). Learnability and Cognition. MIT Press.
Goldberg,A.(2006). Constructions at Work. Oxford University Press.
谷口一美 (2004). 『事態概念の記号化に関する認知言語学的研究』ひつじ書房. 
授業の形式 受講生には、英文の要約等を中心とする課題の提出を求める。また、レポーターには英文の内容を要約し、その内容についての口頭発表を求める。授業では、正確な内容理解を目指すとともに、可能な限りの関連論文の多読に努める。毎回、相当な分量の英文を読み、その内容について検討を加えることになるので、そのつもりで履修されたい。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 学期末試験・学期末レポートの内容(60%)、出席状況(20%)、課題提出・口頭発表など授業への参加態度(20%)を学期末の成績評価の基準とする。
 
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