科目情報
科目名 暮らしと匠の知恵に学ぶ 
クラス − 
授業の概要 人々の生活は,生きた時代や地域の環境を背景に,そこに住む人々によって築かれてきたもので,時代や環境にうまく適応した,無駄のない合理性をみてとることができる.地形や風向きを考慮した快適に過ごせる工夫がいっぱいの住まい,地域の資源を生かした独自の食べ物や産物作り,風土産業,周囲の自然環境や景観を生かした草木の植栽や心を和ませる作庭,歴史を反映し,かつ生活のために工夫した町作りなど,その地で永らく生きていくための様々な相違,工夫を見つけることができよう.これらは実際にその地に赴き,自ら発見することでその本質に 
授業の到達目標 地域に根付き,工夫され合理的な人々の生活や匠の技に触れ,それらをできるだけ自ら体験することで地域生活や人々の技にみられる知恵を理解し,社会や人間にとって生活とは,技術(技能)とは何か,伝承すべき生き様とはどのようなものかを,その地の環境の中で模索し体得する. 
授業計画 夏期休暇中に集中授業で行う.特色のある地に2泊3日で合宿し,その間,現地の人々の暮らしや生業を数名程度のグループで尋ねて回り,調査・記録する.宿泊所にて毎日その結果をグループ同士で発表し,知り得たことや体験を共有しあう.訪問先や順番は事前にグループ内で話し合って立案する.各グループでテーマや調査対象を絞ってもよい.こうした体験を通じて,その地域の自然・社会や人々の生活を理解する.これまでの調査場所は,岐阜県高山市,和歌山県串本町であった.19年度については,三重県伊賀市(旧上野市)を考えている.本市には 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 打ち合わせの時に配布する資料など. 
授業の形式 調査場所における見学や体験,事前調査などに基づく研究発表を中心に行う. 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 調査や体験などの成果をレポートにまとめて提出する.その内容および見学・体験時の態度などを総合的に評価する. 
本授業に関する情報  
その他