科目情報
科目名 美術史IB 
クラス − 
授業の概要 美術史とは歴史学における方法のひとつで、伝存する美術作品を資料として分析し、各時代の人間の営為や精神を見つめることを目的とする学問である。本講では日本の主要な美術作品を挙げ、資料批判を交えながら日本文化の諸様相について概観する。また、東アジアにおける日本という観点から、中国大陸からの影響と日本の独自性についても考えたい。 
授業の到達目標 歴史を学ぶ意義は、わが身をただし、自らを律するための「鏡(鑑)」となり得るところにあるのであり、単なる知識の獲得に終始するものではない。よって、美術作品を通じて過去の人間精神を知り、現代生活を豊かに過ごすための糧となるようにしたい。また、既成の概念や先入観に頼るのではなく、自律性の高い美術鑑賞能力を養うことを目標とする。 
授業計画 1.室町時代 3回
2.桃山時代 3回
3.江戸時代 8回 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキストは特に定めず、参考書は講義に応じて随時紹介する。受講するにあたり、辻惟雄『日本美術史』(美術出版社)などの教科書的概説書と、日本史の概説書を一読しておくこと。 
授業の形式 講義だけではなく、視覚機器(プロジェクター)を使用して美術作品を鑑賞する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席点と期末試験による評価 
本授業に関する情報  
その他 大学は、社会人となるために必要な教養を獲得する場であり、高校の延長で受講するものではない。遅刻や早退などに関し、人として最低限のマナーを欠く者には単位を与えない。