科目名 |
書学特講 |
クラス |
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授業の概要 |
「書の鑑賞と文字文化」 書の鑑賞というと、殊更論じるまでもなく、自己の感性や好みに任せて楽しめばそれでよいという意見があろう。確かにその通りなのだが、より深く作品の背後にあるものを捕らえようとすると、それでは不十分で、觀る側にもそれなりの準備が求められる。講義では実例をもとに、伝統的に鑑賞がどのように行われてきたかを知り、鑑賞について考えてもらいたい。鑑賞力が深まれば深まるほど、より豊かな書の世界へといざなわれるに違いない。 |
授業の到達目標 |
鑑賞に欠かせない、題跋・印章・表具などの基本知識の他、鑑賞録・手鑑といった文献を通して、名品がどのように鑑賞されてきたかを知ってもらう。できるだけ実物も紹介し、理解を助けるようにしたい。博物館などでの実地鑑賞の機会も持ちたいと思っている。 |
授業計画 |
以下の事項について講義する予定である。 1.題跋・印章・表具などの基礎知識について。 2.鑑賞録・手鑑について。 3.中国書跡の鑑賞。 4.日本の古筆鑑賞。 5.実地鑑賞会 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
配布資料を中心に進める。必要に応じて参考書を紹介したい。 |
授業の形式 |
講義形式。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席とレポートで30パーセント。テストで70パーセント。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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