科目情報
科目名 小学校体育科教材論 
クラス − 
授業の概要 まっすぐ立っていられない子や、転んだ時に手をつかないで顔を怪我する子。また、自分の身体を制御できずに、暴力を振るう子など、近年、子ども達の身体を巡る現象が社会問題となっている。これは、これまでの近代教育の中で、体育が担っていた身体教育が、子ども達の身体観の変容によって、齟齬をきたしていることの現れである。そこで、文部省は新しい学習として、「体ほぐし」という考え方を提案している。このことの意義を考えると同時に、その実践を通して、子どもの身体文化について体験的に理解する。テキストを事前に読み、授業後は内容につ 
授業の到達目標 小学校の体育授業における基本の運動・体つくり運動の意義を理解し、その指導法について学習し、実際に授業ができるようになる。 
授業計画 1.子ども達の身体はいま、どうなっているのか?
2.近代体育はどのような身体をつくろうとしてきたのか?
3.なぜ、子ども達の身体は変わったのか?
4.いま、子ども達の身体に何が必要なのか?
5.どのようにすれば、子ども達の身体は変わるのか?
上記の問題について、それぞれ約2時間、グループ学習を行う。
さらに、グループで「体ほぐし」の運動の授業をつくり、他のグループの学生を子どもに見立てて、模擬授業を20時間行う。 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 『体育教育を学ぶ人のために』杉本厚夫編、世界思想社。 
授業の形式 講義、資料によるディスカッション、授業見学、模擬授業 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎時間のレポート(60%)、模擬授業の態度(40%)などを総合的に評価する。 
本授業に関する情報  
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