科目情報
科目名 教育心理学特論I 
クラス − 
授業の概要 <児童期・青年期の社会・情動的発達と教育>
小中学時代の児童期・青年期の社会的・情意的発達と教育とのかかわりについて、概説する。児童期から青年期(とくに青年期前期の思春期)にわたる対人関係や社会的感情、道徳的感情、動機づけ・意志などの発達的変化や特徴を取り上げ、それに対していかに教育的対処をすべきか考える。物語や自伝の中の子ども像や青年像、社会の児童観、人間観、発達観、教育観などのいくつかのテーマを取り上げて論じる。 
授業の到達目標 教育において子どもを発達途上にある存在と見る発達的視点は不可欠であり、教育や子どものさまざまな問題は、そのような発達的理解にもとづく必要がある。現在の社会の一員として生きる存在としてのあるがままの子ども・青年と、未来の発達的教育的可能性をもって絶えず変化していく存在としての子ども・青年の両方を見る複眼的視点を得ることを目指す。 
授業計画 1.オリエンテーション、総論
2.児童期・青年期の区分と人間像
3.幼児期から児童期への発達
4.児童期の認知発達と社会的発達
5.児童期の自我と社会的感情
6.児童期の対人関係と道徳感情
7.青年期の認知発達と社会的発達
8.青年期の自我と社会的感情
9.青年期の対人関係と道徳感情
10. 行為の意味と動機づけ
11. 児童期と児童文学・子ども物語
12. 青年期と自己形成文学
13. 児童観・発達観・教育観
14. 社会・情動的発達障害
15. まとめ 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキストは使用しない。関連書や参考文献を講義の中で随時紹介する。
参考書:矢野喜夫・落合正行「発達心理学への招待」サイエンス社 
授業の形式 パソコンプロジェクターを使って講義する。一部は資料として配布する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業の終わりで出席代わりのミニレポートを書いてもらうことがある。最終的には小論文レポート提出と出席で評価する。小論文レポートのテーマは各自で決めてよいが、包括的な出題を授業の終わりころにする予定。
 
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