科目名 |
生徒指導特講 |
クラス |
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授業の概要 |
学校での教師の仕事は、授業を通じて行われる教科指導と、生徒との日々のコミュニケーションを通じて行われる生徒指導の2つが大きな柱からなる。生徒指導のためには、規則を作りある程度の枠を示す必要もあるが、個々の生徒の性格や友人関係などを把握して生徒の理解を深めることも重要である。また、教育相談は、一人一人の生徒との面談を通じて、教師と生徒の信頼関係を築きながら、生徒の性格や内面の世界や固有性を理解し、生徒の成長を援助しようとする活動である。それは、生徒指導の実践のために必要となる知識、技術の集大成ともいえる。 この授業は、担当者のスクールカウンセラー体験を通じて得た教育現場での生徒指導、教育相談の現状やカウンセリングの理論、技法の応用について、テキストを出発点にしながら一緒に考える形ですすめる。 |
授業の到達目標 |
生徒指導,教育相談の実際と問題点を認識し,現状の中で改善すべき点に気づくこと。児童生徒とのコミュニケーションを通じて信頼関係を醸成し,より一人一人の児童生徒の内面を理解しながら指導のできる教員になること。 |
授業計画 |
*臨床教育学とは *日本の文化と教育 *不登校 *個性の発現 *好きなこと,悪,秘密,遊び *管理と個性 *教と育 *いじめと暴力 などについて順次討論する。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
「臨床教育学入門」河合隼雄著 岩波書店 |
授業の形式 |
参加者に担当した1節の簡単なまとめと意見,疑問などを発表してもらい,それを基に討論し,授業担当者が,コメントや解説を加える。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
担当部分の発表は最低一回必須である。その上で出席点(授業回数の7割以上)を基本とし,議論への参加意欲などを加味して評価する。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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