科目名 |
応用言語学特論II |
クラス |
− |
授業の概要 |
社会言語学の観点から、国語教育における敬語の問題について考える。文化審議会国語分科会の「敬語の指針」(答申)により、これまで「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」という3分類であった敬語が、「丁重語」(「謙譲語U」)と「美化語」を加え5分類に細分化された。これをどのように捉え、どのように教育するべきか。この問題を中心に、敬語研究の歴史にも触れ、日本の日常生活における敬語のあり方にも注意しながら考えてみたい。 |
授業の到達目標 |
敬語とはいかなるものであるかを体系的に捉え、敬語研究の変遷をたどり、国語における敬語の社会的機能について考察をめぐらし、教育の対象としての敬語を、どのように、そしてどこまで教えることが可能なのか、活発な議論を通していくつかのポイントを確認する。 |
授業計画 |
参加者の希望にもよるが、あるテーマについて議論し、その延長線上の「課題」について考え、1ヶ月後に4時間分の「集中講義」を行い、それを3回ほど実施する、という形式を考えている。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
第一回の授業で指示する。 |
授業の形式 |
簡単な講義と、質疑応答、あるテーマについての議論、という形式をとりたい。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常点とレポート。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
なし。 |