科目情報
科目名 社会学特別演習 
クラス − 
授業の概要 人は自然をいかに利用してきたのか(環境利用)、その過程でどのような問題を引き起こし(環境問題)、またそうした問題や課題にいかに解決してきたのか(環境運動)、論文を解題しながら議論します。そのとき、環境社会学という括りが社会学のなかで意味を持っているとしたら、それは何か。また、そのように括ことによるデメリットはないか。さらに今後もそういう括りがありつづけることにどのような意味があるか。他の社会学の知見との関係において整理します。また、こうした知見を学校教育(環境学習)の中で展開するために必要な社会学的想像力 
授業の到達目標 本演習では、(1)論文を解題しながら、(2)そのプロセスおいて生じた「なぜ」という素朴な疑問を大切にしつつ問いをたて環境問題あるいは「環境」という課題の先に見え隠れしつつある社会科学的な問いを見つけ、(3)各自が新しい社会システムやライフスタイルのありようを議論するにあたっての立場を確認します。 
授業計画 受講者と相談しながら、授業のスケジュールや具体的な内容について決定します。環境という課題あるいは環境問題を題材にした論文リストのなかから、受講者の関心にあわせて数本の論文を選び議論を深めます。また、環境社会学研究の蓄積や最新の動向等についても適宜、講義する予定です。 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキストは特に指定しません。必読文献・参考文献は授業中に適宜紹介します。 
授業の形式 演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席状況、発表内容やディスカッションへの参加態度などにより評価します。 
本授業に関する情報  
その他 前期に開講する「社会学特論」とともに受講することによって、より効果的に社会学的思考のおもしろさと、この学問が扱う研究対象の幅広さを味わってほしいと思います。