科目情報
科目名 社会哲学特論 
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授業の概要 近代以降、社会において重要な役割をはたし続けてきたマスメディアは、情報社会の進展にともない、またさまざまなメディア不信や報道不信の中で、その存在意義が今あらためて問われています。本講義では、新聞、ラジオ、テレビなどのマスメディアの登場は何をもたらしたのか、またメディア不信・報道不信はなぜ生まれるのかなどの問題を検討することを通じて、マスメディアの存在意義について倫理学の立場から考察します。 
授業の到達目標 日々さまざまな形で接しているマスメディア、そしてそれが発信する情報のあり方について再検討することを通じて、メディアのクリティカルな読み取り能力を身につけることを目標とします。 
授業計画 0 授業のガイダンス[1回]
1 マスメディアの登場:新聞、ラジオ、テレビ[5回]
2 メディア不信・報道不信:やらせ、記者クラブ制、報道被害[5回]
3 オンラインのマスメディア[1回]
4 メディア規制と報道の自由[2回] 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 教科書は使用せず、資料プリントを配布します。
なお、マスメディア論、ジャーナリズム論に関する参考書は枚挙に暇のないほど多数あります。最近の参考文献としては以下のようなものがあります。
有山・竹山編『メディア史を学ぶ人のために』世界思想社、2004年
吉見俊哉『メディア文化論』有斐閣、2004年
大石泰彦『メディアの法と倫理』嵯峨野書院、2004年
筑紫哲也他編『ジャーナリズムの条件 1〜4』岩波書店、2005年 
授業の形式 配付する参考資料のプリントの理解を基礎にしながら、講義形式でおこないます。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業参加状況を総合的に判断します。
 
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