科目情報
科目名 英語学特論II 
クラス − 
授業の概要 本授業では, 近年の英語学の研究成果を踏まえて, 動詞の意味と構文の相関というテーマについて講義する。動詞を中心とする英語の統語現象に, 意味, 音韻・形態的要因がどのように関わっているかを,英語の項構造構文(argument structure constructons)を中心に考察する。
特に本年度は, S. Pinker, B. Levinなどの代表的な語彙意味論研究に加えて, A. Goldbergの構文文法研究(Goldberg 2006)を取り上げ, そこで発掘された有益な知見を紹介し, 若 
授業の到達目標 Goldbergの構文文法(構文理論)の言語観およびその研究成果について理解を深める。特に, Goldberg(1995)以降の構文文法の理論的枠組みについて、その問題点を取り上げ、若干の批判点検討までを射程に入れ、構文文法の全体的検証としたい。 
授業計画 詳細は初回の授業で説明する。
1 導入
2〜4 英語の構文研究(1) 語彙意味論研究の成果
5〜13 英語の構文研究(2) 構文文法の理論的枠組み
14 まとめ 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 資料をプリントにして配布する。

主要文献:
Pinker, S. (1989) Laernability and Cognition. MIT Press.
Goldberg, A. (1995) Constructions. The University of Chicago Press.
Goldberg, A. (2006) Constructions at Work. Oxford University Press.
 
授業の形式 講義と演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加態度・口頭発表・課題提出(40%),レポート試験(60%)を総合的に評価する。
 
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