科目名 |
ヨーロッパ文学特論I |
クラス |
− |
授業の概要 |
19世紀末に誕生した映画という新しいメディアは、文学の世界にも大きな影響を与えた。1880年代に生まれた文学者たちに見られる特徴の一つは、映画という新しいメディアへの興味と関わりである。フランツ・カフカ(1883−1924)の日記や手紙を読むと、よく映画を見に行っていた事がわかる。志賀直哉(1883−1971)も大の映画好きだった。谷崎潤一郎(1886−1965)は映画を見るだけにとどまらず、1920年代には、自ら映画製作に携わるほど映画にのめりこんだ。 この講義では、(1)1920年代頃までの映画と |
授業の到達目標 |
1)19世紀末から1920年代頃までの文学と映画との関わりについて、ドイツ語圏と日本を比較しながら、考察を深める。
2)当時の社会・文化状況を総体として把握する。その中の文学と映画という視点から、検討してゆく。 |
授業計画 |
1)フランツ・カフカと映画 ・カフカの日記や手紙を読み、映画との関わりについて検討する。 ・カフカの文学作品と映像表現との関わりについて考察する。
2)谷崎潤一郎と映画 ・谷崎潤一郎の映画との関わりについて検討する。 ・谷崎潤一郎の文学作品と映像表現との関わりについて考察する |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
開講時に指示する。 |
授業の形式 |
演習形式 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常点50点+レポート50点 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
前期は金曜3時限に開講する。 後期は金曜4時限に開講する。 |