科目情報
科目名 障害児の発達概論 
クラス − 
授業の概要 従来の個体能力発達観を刷新した関係論的発達観を詳述し、この発達観に立てば、障害の概念を見直すことができ、そこから障害児の発達とその支援のかたちを再考できることを述べ、これからの障害児教育の課題を展望する。 
授業の到達目標 新しい発達の見方の土台となる考え方を学び、従来の「発達促進」型の対応が障害児の心の発達を阻害する面があったことの認識を深め、これからの障害児教育の問題点を具体的に明らかにして、今後の教育実践のあり方を考える素地を作る。 
授業計画 第1回 特別支援教育と発達の問題
第2回〜第4回 個体能力発達論から関係発達論へ
第5回 人間を両義性という観点から考察する
第6回 障害概念の捉え直し
第7回 発達障害とは何か
第8回〜 第10回 子どもの発達をどのように捉えるか―エピソード記述の観点か ら
第11回〜13回 自閉症圏の子どもの事例から
第14回 通級指導教室の実践から
第15回 まとめ 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 「ひとがひとをわかるということ」(鯨岡峻著 2006年 ミネルヴァ書房)および「エピソード記述入門」(鯨岡峻著 2005年 東京大学出版会)を参考書として用いる。 
授業の形式 毎回レジュメを配布して講義するが、中途でミニレポートの提出を求める。なお、参考書を指定するので、指定範囲を読んだ後に受講することを希望する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) ミニレポート20点。期末のレポート80点と合算して評価する。 
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