科目情報
科目名 障害児教育特論I 
クラス − 
授業の概要 本科目は、日本の精神医学領域におけるおける治療教育の理論と実践の展開に着目し、障害児への医療・教育の連携と生活保障との統一的的実現の萌芽ついて考究することを目的とする。 具体的には、【戦前期】精神医学領域における障害概念と治療教育の実践化、三田谷治療教育院、八事少年寮など治療教育施設における医療・教育・保護の統一的実現、感化教育における障害児問題の顕在化と展開【戦後期】学校教育法および児童福祉法制定時における、障害の「種類と程度」による振り分け(分断)から、養護学校義務 制実現へのあゆみなどについて講述す 
授業の到達目標  
授業計画 1.日本の近代史における障害者問題の顕在化と展開に関する分析の視点
2〜7.障害者教育問題の顕在化(19世紀後半〜1910年代後半)
・近代市民に対する権利・義務規定と精神医学領域における障害概念研究
・感化教育における障害児問題の顕在化と展開
8〜12.障害者教育問題の展開(1920年代〜終戦)
・三田谷治療教育院の開設とその治療教育実践
・八事少年寮開設とその治療教育実践
・精神科医の感化教育への関与
・感化院(少年教護院)における児童鑑別と文部省移管への要求
13〜15.戦後教育 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報  
授業の形式 ・講述および史料分析と毎回のテーマに沿ったディスカッションによって授業を行う。
・授業ごとに意見・感想を記述し提出。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) ・レポートによる試験。 
本授業に関する情報  
その他