科目名 |
地域環境学特講 |
クラス |
− |
授業の概要 |
地球規模での環境問題は空間的な広がりのみならず、その影響が人間の健康に具現化した時には将来生まれてくる子供たちも含めて多くの人々が犠牲になることが多いという厄介さをも随伴させている。従来の先進国における公害問題に対するような対処の仕方では、いかなる対策をとろうとも既に手遅れになってしまっている可能性の高いものばかりである。我が国の環境基本法では環境問題に対処するための国の責務、地方公共団体の責務、事業者の責務および国民の責務が示されている。また環境基本法に基づいて定められた環境基本計画には、「循環」・「共 |
授業の到達目標 |
広範囲にわたる地球規模の環境問題について理解することを目標とする。 |
授業計画 |
以下の項目を取り扱う(順不同)。 1.ヒトの健康と環境リスク 2.疫学・保健統計 3.大気汚染と騒音 4.飲料水汚染 5.食物汚染と食糧問題 6.放射線・電磁場とヒトの健康 7.オゾン層破壊と紫外線増加 8.地球温暖化とヒトの健康 9.人口問題 10.生態系の破壊 11.環境ホルモン 12.関連国際機関などの取り組み |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
「地球の危機的状況」(エリック・チヴィアン他著、森北出版 ISBN4-627-94390-3)を必携テキストとする。参考書は指定しない。 |
授業の形式 |
講義形式で行い、集中実施する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
評価は出席状況(50%)および最後に提出を求めるレポート(50%)によって総合的に行う。出席あるいはレポートのいずれかの評点が1/2に満たない者は単位を取得できない。 |
本授業に関する情報 |
|
その他 |
平易に解説するので、高度な理科系の知識は必要ない。 |