科目名 |
物質科学III |
クラス |
− |
授業の概要 |
物質の構造すなわち原子配列や粒子集合状態は物性に深く関連しており、物質探求にはそれらの情報を得ることが不可欠である。この授業では主に結晶固体の構造について基礎的知識を講述した後、X線を用いた物質の分析手法について概説する。今日多くの研究で用いられる「X線回折法」はその基礎となる波の回折現象の学習をふくめ,複数回の講義及び演習により詳細に教授する。また,「電子顕微鏡法」についても原理と装置,実際の構造解析事例を含めて講義する。 レポート課題を与え、それに基づく解説も行う。 |
授業の到達目標 |
物質の成立ちを原子の集合体として理解し、結晶構造を対称性の観点から整理する。X線を用いた分析手法に関して、その原理・適用範囲を理解する。 波の干渉・回折現象を理解し,X線回折法・電子顕微鏡法による結晶構造解析法の基礎を身につける。 |
授業計画 |
受講生の学習状況により、授業開始までに提示する。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
「基本化学シリーズ12 結晶化学入門:佐々木義典他(朝倉書店)」 「物質からの回折と結像:今野豊彦著(共立出版)」 を薦める。 |
授業の形式 |
受講生の基礎知識,理解度に応じて授業計画を変更する場合がある。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
到達目標を指標に、期末試験(30%)、課題レポート(60%)、出席状況(10%)で評価する。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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