科目名 |
現代の生命科学 |
クラス |
- |
授業の概要 |
生命科学の進歩により、我々は、たとえば、ヒトの個々の受精、妊娠、妊娠の継続と誕生、誕生する命の遺伝形質までをも自由にできる技術を獲得しつつある。また、ヒト遺伝子解析研究を進めて人間の全遺伝子の構造を解明しつつある。現代の生命科学の著しい進歩は、生命の仕組みを解明していくとともに多くの難病の根本的治療法をもたらすと思われる。しかし、生命そのものを自由にできる技術の進歩は、生命の尊厳と人間の尊厳を脅かす大きな危険性をはらんでいる。科学と技術の進歩は、人類の精神的成長と社会の進歩に伴われてその本来の目的を果た |
授業の到達目標 |
現代の生命科学研究の具体例をそれぞれの研究者から学ぶことによって研究者の息吹にふれる。そして、個々の研究内容をできるだけ理解し、それぞれの研究がもつ社会的な意義と可能性についても、客観的に考察する力を養う。 |
授業計画 |
「ポストゲノム時代の基礎ゲノム医科学研究」をテーマとして行われた昨年度の授業計画を例示する。
<> 1)イントロダクション:「ヒトゲノムプロジェクトがもたらしたもの」 2)ビデオ上映・解説 題材:NHKビデオ「驚異の小宇宙・人体III (第1巻)」「生命の暗号を解読せよ~ヒトの設計図~」 3)ゲノム、遺伝子、遺伝子多型、連鎖不平衡 4)遺伝子の発現調節機構
<> 1)遺伝子工学基礎技術 題材:「海洋微生物由来発光遺伝子の単離と新規レポーター遺伝子の開発」 2)遺伝子発現制御技術 3)シグナルシ |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは使用しない。必要に応じてプリントを配布する。 各回の講義内容を復習して、次回の講義を理解できるように準備すること。 |
授業の形式 |
講義形式。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
担当者によって異なる。少なくとも、小テスト、レポート提出、出席状況などが評価の対象になる。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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