科目情報
科目名 情報教育演習I 
クラス − 
授業の概要 ナノテクノロジーを電子論的に解説する。
ナノテクノロジーは、ナノメートル(10^(-9)m)のスケールで開発されている材料技術の総称である。このスケールでは従来の機械的な加工技術を超えて、光(レーザー、X線など)や粒子(電子線、イオン線など)を用いた原子レベルの加工技術が用いられる。加工された極小な電子回路には、ナノスケールに特有な電気伝導性や磁性が現れる。
これらを支配する量子効果についても解説する。 
授業の到達目標 コンピュータが発達した背景には、半導体や磁性材料の電子デバイスとしての高性能化があった。本講義では、なぜ高性能化が実現されるのかを電子論的に学び、電子技術の基本的な法則や考え方を習得する。 
授業計画 1. 原子、分子、固体の成り立ち
2. 電子の性質
3. 固体中の電子とエネルギー
4. 金属とその電子的性質
5. ナノスケール微細加工技術
6. 磁性体
7. 超伝導体
8. ナノテクノロジー電子デバイス 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 教科書はなし。参考書として以下を紹介する。
(1) 電子デバイス物性からICまで 矢野満明 産業図書 (1997)
(2) 物性論 黒沢 裳華房 (2003)
(3) 固体物理 磁性・超伝導 作道恒太郎 裳華房 (2001)
(4) 固体物理 電気伝導・半導体 作道恒太郎 裳華房 (1996) 
授業の形式 講義 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 試験 60%。出席、レポート 40%。
 
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