科目名 |
子ども文化論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
この授業は、子どもの心身ともに健康に育つことを願った文化環境について、多角的な観点から分析することが目的である。絵本論・紙芝居論・人形劇論・子どもの文学論・歌や手遊びなどの多様な切り口を用意している。また、本学に劇団をお招きして行う「人形劇団の公演」の鑑賞会など、実践的な力を育成することに力点を置いている。基本理論をもとに、受講生も人形劇をつくることに関わり、文化環境の創造を実感をもって学んでもらおうとしている。 |
授業の到達目標 |
(1) 子どものための文化環境について理解を深める。 (2) 人形劇を作ることで、言語・音楽・造形など総合的なあり方に対する意義を考える。 (3) 子どもの文化環境を豊かにするにはどうしたらよいか考察を深める。 (4) 「情操」「感情」「思い」など、人間存在と文化環境との有機的な関係を味わう。 |
授業計画 |
授業主題 :授業内容 【子どもと文化環境】 1子どもと文化の概論:子どもと図書、かたりの意義と特質 絵本論1 :絵本の特性と子どもの成長 2絵本論2 【公演の鑑賞と講義】 3紙芝居・人形劇・人形の鑑賞:劇団「蝸牛」による公演を鑑賞しながら、紙芝居の 足跡、人形劇の発生、劇の編成や人形の操作方などを講義する。 4マリオネットの鑑賞 【ことばと感性】 5子どもの文学と文化:位藤紀美子(本学教官) 6子どもと言葉:植山俊宏(本学教官) 7アニメーションの中のメッセージ:人形の作り方の講義、班編成(打ち合わせ) |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
・東洋,小澤俊夫,宮下孝広 編、『児童文化入門』、岩波書店 ・参考になる文献は、授業で紹介する。 |
授業の形式 |
・講義と実習とで実施する。現在は共通教育科目であるが、入学年度で課程共通科目にしかならない場 合があるので、注意して欲しい。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
(1) 受講生で班を編制し、人形劇をつくって、演じる。 (2) 授業内容をふまえながら、「子どもの文化」についてレポートを書く。 (1)と(2)で評価する。 |
本授業に関する情報 |
受講希望者が、100人を超える場合人数制限をおこなうことがある。また、授業後1週間でレポートを提出をもとめるが、提出日と提出時間、提出場所を指定してレポートの受け取りをおこなう。この2点に留意して欲しい。 |
その他 |
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