科目名 |
総合演習 |
クラス |
A1 |
授業の概要 |
「平和と教育」についての学習が演習のテーマです。世界の重要な課題の一つである「平和」の問題を学校教育でどのように扱えばよいのかを考えます。新教育基本法に教育の目的と規定されている「平和で民主的な国家及び社会の形成者」を育成する方法について、演習形式により参加・体験的に学びます |
授業の到達目標 |
日本と世界で行われた今までの平和教育実践に学び、「平和と教育」に関する基礎的知識を取得します。「平和」の意味は、戦争が無いことにとどまらず、構造的暴力や身近な暴力を無くしていくことであることを理解します。各自が関心ある平和問題を調べ、まとめ、プレゼンテーションし、議論する一連の過程で、平和問題を総合的に学習する手順を修得します。平和問題への人々の関心を高める平和啓発方法についてグループ毎にプレゼンテーションします。さらに、ワークショップを通じて受講生が平和問題を能動的・活動的に考える参加型学習方法の修得を目ざします。 |
授業計画 |
1 オリエンテーション:授業の内容と方法を説明します。 2 平和教育の理論:平和教育とは何かについて整理します。 3 平和教育の歴史:日本の平和教育の展開について説明します。 4 世界の平和教育:世界各国の平和教育を比較します。 5 平和教育のワークショップ:参加型平和学習の授業方法を体験的に学びます。 5 平和問題のロールプレイ:論争的な平和題材についてロールプレイを行います。 6 時事的な平和問題:平和に関する現在の世界情勢について学びます。 7 学外研修(フィールドワーク):京都市内の平和博物館に訪問します。 8 平和啓発についてプレゼンテーション方法の検討 9〜13 グループ学習とプレゼンテーションの実施 <例示> ○ビデオ制作:インタビューにより祖父母の戦争体験を番組化。 ○展示制作:戦争・貧困・開発・環境などの平和問題について展示パネルの制作。 ○ニュースビラの作成:平和に関する時事問題についてのニュース作成。 ○模擬授業:平和についての授業案作成と模擬授業。 14 まとめ:平和教育の方法について話し合います。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
教科書は使用せず、参考文献を授業中に紹介する。 |
授業の形式 |
演習形式である。参加型手法のワークショップも活用する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席と主体的参加、プレゼンテーションなどにより評価する。 |
本授業に関する情報 |
平和と平和教育に関心を持つ学生であれば大歓迎です。 |
その他 |
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