科目情報
科目名 児童文学 
クラス − 
授業の概要 文学、特に児童文学について講義する。大人を対象とした文学と子どもを対象とした文学の違いを明らかにし、特に成長期の子どもにとっての文学の大切さと読書環境の整備について考える。その上で、子どもの人格形成に文化財としての文学が、いかに大切かを講じる。講義と実践を取り入れ、体験的学習を通して児童文学の諸問題を明らかにする。 
授業の到達目標 人間の成長期に出会う文学は、人間形成にとって大きな役割を果す。児童期(0〜18才)、特に乳幼児期に本とかかわることは親子間のコミュニケーションの基となる。この大切な時期に良書に出会うことは、児童にとって生活空間の拡大、生活課題の解決にもつながるものと思われる。そこで作品・作家の内容に触れ、児童にとっての「文学」の意義を導き出す。 
授業計画 授業計画(テキスト形式)
内容
1オリエンテーション・総論
 
2児童文化と児童文学 
3大人の文学と子どもの文学 
4日本の児童文学史 
5幼年童話 
6絵本 
7昔話・伝説(民話) 
8昔話・伝説(民話)
 
9民話の再話・再創造 
10その他の文学 
11児童文学と文学教育 創作
 
12児童文学と文学教育 創作 
13読書指導 
14読書環境 
15まとめ 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 講義の中で提示する。 
授業の形式 実例を示しながら講義を進める。並行して、創作も試みる。
ビデオ・DVD・CD・オーディオ使用 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 期末試験、小テスト、レポート等の提出物及び出席状況等の総合評価とする。 
本授業に関する情報 絵本や児童書を読んでおくことが望ましい。 
その他 ポールアザール 『本・子ども・おとな』 岩波書店
リ・リアンH・スミス 『児童文学論』