| 科目名 |
地学基礎実験 |
| クラス |
ｂ |
| 授業の概要 |
地質鉱物分野では，定時実習課題の中で野外実習を設け体験的に地質学の方法論・考え方等を学ぶ。天文分野では，太陽系天体の観測を通じて天体に親しむとともに，観測データの見方や利用の方法，太陽・太陽系天体の観測法について学ぶ。地球物理分野では，実際の地震のデータを用い，地震の起こった場所や時刻，マグニチュード，メカニズムを幾つかの方法で求める。また，パソコンを用いて地震波データから地下構造の推定，地殻変動データから断層パラメータの推定をそれぞれ行う。さらに天気図を作成し大気の運動にともなう様々な現象について学ぶ。 |
| 授業の到達目標 |
地学基礎実験では，地学分野（地質鉱物・天文・地球物理）における基本的事項について実習する。とくに地質鉱物分野では直接生の岩石，堆積物，化石等に触れることを重視し，地球の歴史や各自の生活の基盤となっている大地の生い立ちを考察できるようにその基礎を学ぶ。天文分野では，天文に関する知識を実地観測結果と結びつけて考察できるようになること。また観測者である自分の空間位置を太陽系と恒星の世界の中で把握できるようになること。地球物理分野では，地震，地殻変動，気象という現象を通して，様々な科学的な解析方法の初歩を学ぶ。 |
| 授業計画 |
地質鉱物学分野：《定時実習課題》(1)学内のルートマップの作成，（2）地形図の読み方と水系図の作成(3)深草の大阪層群（屋外），(4)地形の標高と最高点を判読する，(5) 接峰面図の作成，（6）岩石の肉眼鑑定，以上を実施する。
天文分野：(1)天体観測の基礎，天体の見える方角や観測に適する時刻の予測の方法，(2)太陽系天体（月・惑星）の望遠鏡による観測と軌道上の位置解析，(3)太陽・太陽面の観測と解析
地球物理学分野：(1)走時曲線，地球内部の速度構造，(2)地表付近の地下構造推定，地震の際の地殻変動，(3)放射性元素による岩石の年代決定，(4)天気図と天気予報，地震の発震機構 |
| テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
特にテキストは使わないが，必要に応じてプリントを配布する。
＜参考図書＞前原英夫著「星座と望遠鏡」丸善，斎田博著「天文の計算教室」地人書館，宇津徳治著「地震」共立出版など。 |
| 授業の形式 |
実習内容に応じて個別・班別に分かれて行う。野外実習は，現地集合，現地解散の場合があるので事前の説明に必要すること。 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
出席状況（実習に取り組む学習態度等も含まれる）とレポートの総合により評価する。
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| 本授業に関する情報 |
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| その他 |
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