科目情報
科目名 生物学夏期実習 
クラス − 
授業の概要 自然との触れあいは生物学の基礎である。そこに棲む生物を実際に手にとり、眺める、触れる、周囲の環境を知ることは生物を知る第一歩である。この実習を行う白浜は、本学周囲の丘陵地帯や夏期実習1の久美浜とはまた違った環境であり、岩礁地帯の多種多様な生物が生息する。わずか4-5日ほどの実習期間で約100種の動物、プランクトンを見ることができ、現物を見て動物分類を学ぶことができる貴重な機会である。自然との触れあいが強調される現代において、日常とは違った自然環境に身を置くことも貴重な体験であろう。
 
授業の到達目標 1.現地実習をとおして、海浜、岩礁帯の自然を理解する。
2.潮間帯の生物相及びその多様性の理解する。
3.海産無脊椎動物(ウニ)の発生を実験・観察し、多細胞生物体制を理解する。 
授業計画 事前授業(レポート作成)
1. 海洋の物理・化学性質(潮の干満、塩濃度、気候など)
2. 動物の系統分類
現地実習
1.磯観察;田辺湾に浮かぶ畠島に船で渡り、岩礁地帯の生物を観察する。一部を実験室に持ち帰り、種の同定、分類学上の位置などをまとめる。
2. ウニの発生実習;コシダカウニなどから採卵、採精を行い、人工授精、受精の観察、初期発生の観察を行う。また、割球単離実験など簡単な発生実習を行う。
3.プランクトン実習;湾内のプランクトンを観察する。
4.水族館の見学;臨海実験所に付設されている水族 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 ・テキストは使用しない。参考書については、必要に応じてプリントを配布する。 
授業の形式 事前授業(実習の説明・課題作成)及び、3泊4日の現地実習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1)事前レポート:10% (2)現地実習:60% (3)実習レポート:40% 
本授業に関する情報  
その他