科目名 |
天文学II |
クラス |
− |
授業の概要 |
私たちが住む太陽系の外部空間には、更に大きな階層である恒星の世界・銀河系の構造が存在する。私たちから遠く離れた天体に関して、多岐にわたる観測方法によって、多様な観測データが得られている。ここでは、恒星のいくつかのデータについて、まずそれが意味する内容(Physical Meaning)、観測の手段や方法を知り、それらから恒星の基本的な性質・内部構造が分かっていく過程を事例をみながら追っていく。そしていろいろな科学の眼や方法でとらえられた観測データと基礎的な知識に基づいて、恒星の進化についての全体像を理解し、また更に大きな階層である銀河系の構造・進化が解明されつつある現状を学ぶ。 |
授業の到達目標 |
1.観測データから、恒星の基本的な性質・内部構造・進化について理解し、恒星に ついての全体像をとらえる。 2.銀河系の構造とそこで生じている現象を理解し、その具体的なイメージがつかめる。 |
授業計画 |
1.多様な恒星のデータを見る(2回) 2.観測の方法・観測装置(観測技術発展の歴史)(1回) 3.恒星の基本的性質を導く(2回) 4.食変光星の現象からわかること(2回) 5.恒星(主系列星)の内部構造の推定(2回) 6.恒星の進化を決める要因(1回) 7.光以外の手段で観測された最新の天体現象: 恒星の誕生と終末に見る姿(1回) 8.星団の特性と進化の問題(2回) 9.銀河系の構造と進化を探る(1回) |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
理科年表(国立天文台編)丸善 宇宙・銀河・星(地学団体研究会編)新版地学教育講座13巻.東海大学出版会 星の進化(斉尾英行)培風館 星はなぜ輝くのか(尾崎洋二)朝日新聞社 |
授業の形式 |
講義形式。テーマごとにプリント配布、ビデオ・画像演示。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
試験、ミニレポート(時間中に基礎的な事柄に関して演習を行う)により評価。 試験80%+ミニレポート20%。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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