| 科目名 |
環境分析化学実験 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
容量分析と機器分析の実験を行う。主に、水質分析においてよく用いられる代表的な分析法を実習する。これらの実験を通して、分析の原理，器具の基本操作，計算方法，分析データの処理法について学習する。また，適正な試薬の取り扱い方や正確な操作技術を修得する。
配布される実験プリントを予習し，事前に操作手順と取り扱う試薬の性質を把握しておくことと，実験後に結果をレポートにして提出することが課題として与えられる。 |
| 授業の到達目標 |
１．容量分析法と機器分析法の，原理，測定方法，解析方法を理解する。
２．正確な操作，データの統計処理や解釈などの実験技術を修得する。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | 実験の心得と基本操作： 基本操作の練習 |
| 2 | 電位差分析（1）： 試薬の調製 |
| 3 | 電位差分析（2）： ガラス電極法によるｐＨの測定 |
| 4 | 電位差分析（3）： Excelを用いたpHの理論計算
|
| 5 | 化学センサー（1）： 水質分析（pH，ORP，EC） |
| 6 | 化学センサー（2）： 水質分析（NO3-，Cl-，DO） |
| 7 | 化学センサー（3）： Excelを用いたデータの統計処理 |
| 8 | 中和滴定（1）： 試薬の調製 |
| 9 | 中和滴定（2）： 水のアルカリ度測定 |
| 10 | 中和滴定（3）： Excel上での理論中和滴定曲線のシミュレーション |
| 11 | キレート滴定（1）： 試薬の調製 |
| 12 | キレート滴定（2）： 標定 |
| 13 | キレート滴定（3）： 水の硬度測定 |
| 14 | キレート滴定（4）： Excel上での理論キレート滴定曲線のシミュレーション |
| 15 | 実験レポートの最終提出 |
|
| テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト：
浅田誠一他著『図解とフローチャートによる定量分析』技報堂出版
宗林由樹，向井浩 共著『基礎分析化学』サイエンス社
その他に、配布するプリントを用いる。
参考書： 授業中に適宜，紹介する。 |
| 授業の形式 |
実験（個人または２，３名から成る班単位で行う。） |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
(1) 出席の状況 （５０％）
(2) 実験レポート（５０％） |
| 本授業に関する情報 |
白衣と実験ノートを準備すること。 |
| その他 |
「無機・分析化学概論」と「環境化学」は関連する授業科目なので、事前または同時に履修することが望ましい。 |