科目名 |
分子免疫学 |
クラス |
− |
授業の概要 |
生体防御機構・生体調節機構としての免疫系を構成する細胞とその機能について概説する。次に、抗原の立体構造を特異的に認識するための分子機構、抗体の多様性を生み出すための抗体遺伝子の再編成とその発現、自己抗原と外来抗原との識別の仕組み、自己トレランスなど免疫学の基本について概説する。 |
授業の到達目標 |
免疫学の専門的研究を理解するための基本知識を身につける。特に、抗原の侵入経路・侵入部位とそれに対応した防御の仕組み、抗原を特異的に認識する分子の構造と機能、抗原をT細胞に提示する分子の構造と機能、抗体の抗原結合部位の多様性を生み出す仕組み、免疫系が自己を攻撃しない仕組み、など分子免疫学の基本的な事項について理解し説明できるようになること。 |
授業計画 |
1. 免疫系の器官構成(2回) 2. 免疫系の細胞構成と各細胞の機能の概要(3回) 3. 抗原の構造を認識する分子 -- 抗体の構造と機能(2回) 4. 抗原の構造を認識する分子 -- T細胞レセプターとCD3分子(2回) 5. 抗原提示細胞と抗原提示にかかわる分子 -- MHCクラス-Iとクラス-II分子(2回) 6. 抗体の多様性を生み出す機構 -- 抗体遺伝子の再編成(2回) 7. 免疫トレランス(1回) |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは使用しない。必要に応じてプリントを配布する。 参考書:「免疫学イラストレイテッド(原書第5版)」(多田富雄監訳、南江堂) 「医科免疫学(改訂第3版)」(菊地浩吉編集、南江堂) 「免疫生物学(原書第5版)」(笹月健彦監訳、南江堂) |
授業の形式 |
講義形式。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
評価は学期末の試験で行い、授業の目標にあげた到達目標に照らして判断する(60%)。 不定期に2回程度レポートの提出を求める(40%)。 |
本授業に関する情報 |
毎回、講義の内容について参考書を調べるなどして復習することが望ましい。 この講義を受講する前に分子生物学を受講しているか、分子生物学の基礎的知識を有していることが望ましい。 この講義は、主として3回生向けに開講する。 |
その他 |
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