科目名 |
美学概論II |
クラス |
− |
授業の概要 |
20世紀の美術を対象に「鑑賞」と「批評」を通してその時代の思想や作品の意味を考えます。ウィーン分離派とチゼック、初期バウハウスにおける造形教育とマイスターの造形表現の問題、また今日のマルチ・メディア社会における様々な映像表現が我々に何をもたらしたかを問い、広く美術教育をも射程に入れて考察するものです。 |
授業の到達目標 |
20世紀はじめの抽象美術、1960年代以降の環境芸術、そして現代のメディア・アートの世界を知ることで、その背後にある思想や意味を知り、自発的に鑑賞、考察が行えるようになることを目標に授業を進めます。 |
授業計画 |
1 美術と美術教育━ウィーン分離派とフランツ・チゼック 2 バウハウスT━ヨハネス・イッテン 3 バウハウスU━ヴァシリー・カンディンスキー 4 バウハウスV━パウル・クレー 5 自然と環境(社会)と造形活動 6 梱包━クリストとジャンヌ=クロード 7 社会彫刻━ヨゼフ・ボイス 8 物質としての光━ジェームス・タレル 9 メディアとしての芸術 10 メディア・アートT━杉本博司 11 メディア・アートU━やなぎみわ 12 メディア・アートV━ビル・ヴィオラ 13 美術館での演習T━絵画批評 14 美術館での演習U━写真批評 15 総括 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは特に定めません。参考文献は授業の進行に合わせて紹介します。 |
授業の形式 |
各回ごとに講義レジュメ等を配布し、関連作品については、プロジェクター(コンピューター画像)を投影して講義を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席点とレポートで評価します(配点比率は前者が50%、後者が50%) |
本授業に関する情報 |
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その他 |
教員を目指している人を対象にした内容です。美術科教員として必要と思われる基礎的教養と実践においても参考になると思われる作家を選び、理論的展開を行うものです。 |