科目情報

科目名 ソルフェージュ  クラス −  授業の概要 １．ソルフェージュテキストの楽曲（ピアノ伴奏付き視唱曲）を「歌う」、「伴奏を弾く」ことに加え、その楽曲の構成、調性の変化やコード（和音）進行を理解する。 ２．コード･ネームを理解すると共に、様々なコード進行を学ぶ。さらに、旋律にふさわしいコード（和音）を考えて、左手で伴奏を付けて弾けるようにする。  授業の到達目標 歌うこと、ピアノを弾くことを通して、読譜能力を高める。さらに、コード進行を学ぶことにより、旋律と伴奏和音の関係や音楽の構成について理解する。  授業計画 ソルフェージュのテキストに従い、毎回視唱練習を行う。また、随時、一人ずつ歌ったり、ピアノ伴奏を行う機会を設ける。 また、コードネームとコード進行について理解すると共に、ピアノで弾けるようにする。 授業を通して扱う主な項目は以下の通り。 １．主要な三和音・四和音のコード･ネームの理解 ２．和音記号とコード･ネームとの関係 ３．各種カデンツ（ケーデンス）の理解 ４．ノンコード・トーン（非和声音）の種類とその用法 ５．各長調の主要三和音とその機能 ６．各短調の主要三和音とその機能 回 内容 1 読譜練習を行いながら、固定ド、移動ドについて知る。旋律を「覚えて歌う」「覚えて楽譜に書く」ことにより記譜の仕組みを知る。   2 旋律と伴奏の関係を知るため、低音（バス）を聴く。調性を理解し、転調について実際の楽曲から学ぶ。  3 三和音、四和音の仕組みとその成立について考える。コードネームと和音記号の役割を知る。  4 背景の和音を感じて歌う。コード（和音）進行とカデンツ（終止形）を理解する。  5 楽曲の構成を理解する。テキスト楽曲のコード分析�@色々な調でカデンツを弾く。  6 コードの機能（働き）を知る。テキスト楽曲のコード分析�A各種長調によるカデンツ�@  7 テキスト楽曲のコード分析�B各種長調によるカデンツ�A  8 ノンコード・トーン（非和声音）の種類とその効果を知る�@各種短調によるカデンツ�@  9 ノンコード・トーン（非和声音）の種類とその効果を知る�A各種短調によるカデンツ�A  10 ノンコード・トーンを含むコードの考え方とその表記方法。楽曲のノンコード・トーン分析�@  11 各種コードとその用法、効果を知る。楽曲のノンコード・トーン分析�A  12 コード・トーン（和音構成音）とノンコード・トーンの判別をする。  13 楽曲の構成、調経過、コード進行や曲想を理解して歌う。  14 まとめ�@弾き歌いの実施、コード進行についての確認。  15 まとめ�A初見視唱、伴奏付けの実施。    テキスト・参考書及び自学自習についての情報 「コード進行の基礎知識」ドレミ楽譜出版社、「ソルフェージュ」大阪音楽大学刊  授業の形式 演習形式により行います。  評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） 視唱試験（テキスト２０％、初見２０％）、視奏試験（２０％）、筆記試験（２０％）、出席（２０％）  本授業に関する情報 音楽科対象の授業ですが、歌うことやコードネームなどの理論的なことに興味があれば他学科の方も登録可能です。ピアノ（鍵盤楽器）の経験があることが望ましい。  その他 なし