科目名 |
障害者スポーツ演習 |
クラス |
− |
授業の概要 |
この授業は4日間の集中講義とする。開講より3日間は学内で基礎的な知識や指導技術を習得し、最終日は総合福祉ゾーンにおいて障害者を対象としたスポーツ指導の現場を実際に体験する。 |
授業の到達目標 |
この授業では、障害のある人(身体障害、知的障害、精神障害)を対象としたスポーツの供給システム(特に組織から提供される物的、人的、システム的サービス)を柱に、障害の状態や、発育・発達レベルに応じた適切な運動プログラムの内容、指導、介助等について具体的実践を取り上げて検討することにより、障害者の生涯スポーツを多面的に展望する。加えて、ここで検討する指導法が、障害者を含めた幼児から高齢者、運動初心者等あらゆる人を対象とした場面にフィードバックできるようになることを目的とする。 |
授業計画 |
授業計画 1. オリエンテーション:障害者とスポーツ 2. 障害者スポーツとアダプテッド・スポーツ 3. 障害者の現状とスポーツ:支援組織の流れと障害者スポーツ 4. 障害児と学校体育:小中学校におけるに現状の確認 5. 発育発達と障害:スポーツが重視される理由 6. 障害者とスポーツ(1)身体障害を中心に 7. 障害者とスポーツ(2)身体障害を中心に 8. 障害者とスポーツ(3)知的障害、精神障害を中心に 9. 障害者スポーツの指導方法 スポーツの持つ可能性 接し方 求められる創造性 10. 障害者スポーツの今後の展望 11. 実技(1)ボッチャ ローリングバレー等 12. 実技(2)障害児・者を対象とした水中運動等 介助法の習得 泳力は問わない 13. 〜15実技(3)学外実習 障害者スポーツイベントのボランティア体験 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト:必要に応じて資料を配布する。 参考書:矢部京之助・草野勝彦・田中英雄/編,アダプテッド・スポーツの科学 市村出版,2004. 草野勝彦・西洋子・長曽我部博・岩岡研典 インクルーシブ体育の創造 市村出版,2007. |
授業の形式 |
講義及び実技を実施する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席状況、授業への積極性、課題レポートで総合的に評価する。 |
本授業に関する情報 |
スポーツを通して、障害のある人と直接的に接する機会を設けている。スポーツの得意不得意に関わらず、対象者に合わせてルールや用具を工夫し、共に楽しめる内容を創造する。 |
その他 |
実技及び実践においては、トレーニングウェア、体育館シューズ、水着等が必要である。 |