科目名 |
教育課程論特論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
学力をめぐる議論が盛んになっている今日,「学力」あるいは「評価」とは何かを改めて問い直しながら,カリキュラム研究の在り方について,実際の教育実践を事例に参加者全員で議論し,各自の教育研究の方法論を問い直す。 |
授業の到達目標 |
授業で得られたカリキュラム研究の視点から,自身の教育実践の見方や教育研究の方法論を問い直し,それを今後の研究構想につなげることができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション |
2 | 参加者の研究紹介 |
3 | 新しい学習指導要領をどう見るか |
4 | 学力調査の結果をどう受け止めるか(1) |
5 | 学力調査の結果をどう受け止めるか(2) |
6 | 学力を「みる」というアポリア |
7 | 学力をどう評価するか(1) |
8 | 学力をどう評価するか(2) |
9 | 学校教育において能力をどう語るか |
10 | PISAが提起するリテラシーの枠組み |
11 | 実践事例の検討(1) |
12 | 実践事例の検討(2) |
13 | 参加者が行っている教育研究の事例検討(1) |
14 | 参加者が行っている教育研究の事例検討(2) |
15 | 省察:新たな研究の構想へ |
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テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは掲示板で指示するので確認のこと。
参考資料 ●国立教育政策研究所編『生きるための知識と技能3―OECD生徒の学習到達度調査(PISAが測定)2006年調査国際結果報告書―』ぎょうせい,2007年。 ●OECD編,国立教育政策研究所監訳『PISA 2006年調査 評価の枠組み―OECD生徒の学習到達度調査―』ぎょうせい,2007年。 ●D.S.ライチェン&L.H.サルガニク編,立田慶裕監訳『キー・コンピテンシー―国際標準の学力をめざして―』明石書店,2006年。
受講にあたり以下のウェブサイトを参照のこと。 ●新しい学習指導要領について http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm ●全国学力・学習状況調査について http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/ |
授業の形式 |
ワークショップ+ミニ講義 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
レポート 《評価規準》 ・所定の書式が守られている。 ・与えられたテーマに対する自分の主張・結論が書かれている。 ・その主張・結論の論拠となるものが明示されている。 ・論拠とされているものに問題点はない。 ・取り上げられている理論や構想の長所だけでなく短所も指摘されている。 ・複数の視点を総合した論述になっている。 ・自分の意見を説明するのに効果的な具体例がある。 (※この評価規準は受講生との議論によって更新される) |
本授業に関する情報 |
授業前日までに現時点での研究構想(研究の背景,研究の目的・内容,研究方法,これまでの成果など)をA4紙1枚にまとめ,第1回の授業に持参すること。この事前レポートを受講の条件とする。 |
その他 |
PISA調査については上の参考資料の他,次のウェブサイトも参照のこと。 ●OECD生徒の学習到達度調査〜2006年調査国際結果の要約〜 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/071205/001.pdf ●PISA 2006年調査 評価の枠組み http://www.pisa.oecd.org/dataoecd/13/57/39116722.pdf ●OECD-PISAホームページ(英文) http://www.pisa.oecd.org/ |