科目情報
科目名 教育臨床心理学特別演習 
クラス − 
授業の概要 この講義は、臨床心理学の専門家に求められる、臨床心理的地域援助の学習の一環として位置づけられる。そこでまず、臨床心理学における地域援助について論じる。次に、地域援助の中でも、特にスクールカウンセリングにかかわる諸問題へのアプローチを学ぶ。また、全国の大学が連携して大学間で遠隔共同講義を行うスペース・コラボレーション・システムによる「SCS教育臨床」を併用し、各大学の地域援助の実践について、全国の受講者と討論を行うことで、より広い理解をはかる。 
授業の到達目標 この講義の目標は、地域援助の一例としてスクールカウンセリングにかかわる諸問題をケース検討を通じて取り上げる中で、臨床心理学の専門家に求められる臨床心理的地域援助について実践的な理解を得ることである。 
授業計画 T.オリエンテーション
U.臨床心理学における地域援助について
V.全国の各大学による地域援助の実際について(SCS教育臨床) 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキスト:特に指定しない。参考書:『リフレクティング・プロセス―会話における会話と会話』(トム・アンデルセン著・鈴木浩二訳,金剛出版)『学校臨床ヒント集―スクール・プロブレム・バスター―』(若島孔文編,金剛出版)『実践!スクールカウンセリング』(村山正治・鵜飼美昭編,金剛出版)、『臨床心理的コミュニティ援助論 臨床心理学全書』(金沢吉展,誠信書房)その他授業中に適宜紹介する。 
授業の形式 ケース検討(U)、講義(T,V)とする。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席及び授業中の発表(50%)と毎授業の討論内容(50%)による総合的評価とする。 
本授業に関する情報  
その他 前期開講の「教育臨床心理学特論」を受講しておくことが望ましい。