科目情報
科目名 学校教育実践総論I 
クラス − 
授業の概要 おそらく、児童・生徒からの問いかけにはっとするような場面は、何度か経験があるのではなかろうか。しかし応えることは重要だとは思いながらも、素朴な問いかけほど応えることは難しいので、ついその対応をわれわれは後回しにしてしまうことも多い。本授業では、そのような問いかけにこそ教育の本質が宿っているのではないかと考え、教育哲学あるいは道徳教育の視点から、これを分析していく。授業の進め方として、まず「問い」がもつ教育学的意義について講義をおこない、次に各受講生の問題設定をおこなったうえで、各自の発表をもとに対話によって具体的に検討する。 
授業の到達目標 教育哲学や道徳教育の視点から、学校教育における児童・生徒の「問い」についてじっくりと考えることを目的とする。したがって本授業では、生徒・児童からの「問い」を契機にしながら、教育学の思考様式を学んでいく。 
授業計画
内容
1オリエンテーション:授業の課題設定の説明と進め方 
2素朴な「問い」に隠れている問題提起 
3「迷い」と「問い」 
4「正しさ」という強迫観念 
5教育学の基本的なテーゼについて 
6「問う力」を培うことの意義と、そのための方策 
7課題設定@:「お化けはいるの?」(小学校低学年) 
8課題設定A:「なぜ勉強しなければならないの?」(小学校中学年) 
9課題設定B:「それがどうしたの?」(小学校高学年) 
10課題設定C:「道徳なんて偽善だ!」(中学校) 
11自由設定@:各自の経験等によって抽出された課題 
12自由設定A:各自の経験等によって抽出された課題 
13自由設定B:各自の経験等によって抽出された課題 
14まとめ:講義をふり返ってみる 
15評価 −レポート− 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 参考書:相澤伸幸『教育学の基礎と展開〔第2版〕』
その他の書籍については講義の中で紹介する 
授業の形式 講義および演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 評価は授業での発表や参加具合(5割)
レポート(5割) 
本授業に関する情報  
その他