回 |
内容 |
1 | オリエンテーション:本授業全体のねらいと内容を説明する。次に、子ども中心の教育という考え方が学校教育に導入された歴史的・社会的背景とその意味について明らかにする。また、授業で取り上げる教育家についても解説する。 |
2 | 受講生のグルーピング:過去及び現代の教育実践を比較する際の分析方法について説明するとともに、受講生の課題意識を踏まえたグループ分けを行い、それぞれのグループ内における作業と役割分担を決定する。 |
3 | 基礎理論の理解(1):アメリカの教育学者J.デューイと彼の思想を受容した日本の教育実践家を取り上げ、大正期の学校教育実践を支えた理論的基盤について検討し、それを通して、子ども中心の教育という考え方の特徴を分析する。 |
4 | 基礎理論の理解(2):アメリカの教育家H.パーカーストのドルトン・プランとそれを受容した日本の教育実践家を取り上げ、大正期の代表的な教育方法について検討し、それを通して、子ども中心の教育実践の特徴を分析する。 |
5 | 実践研究分析(1-a):奈良女子高等師範附属小学校で活躍した教育家・木下竹次の教育実践に関する資料を取り上げ、大正期に行われていた合科学習に関する実践研究の分析を通して、合科学習が成立した背景や意味について考察する。 |
6 | 実践研究分析(1-b):同じく、奈良女子高等師範附属小学校で活躍した教育家・木下竹次の教育実践に関する資料を取り上げ、合科学習における教育実践について、目的・内容・方法・評価・子どもの捉え方を分析し、その特徴を考察する。 |
7 | 実践研究分析(1-c):受講者自身の実践や教育センター等で公開している実践報告等の資料を取り上げ、現代の総合的な学習における教育実践について、目的・内容・方法・評価・子どもの捉え方を分析し、その特徴を前回の考察結果と比較する。 |
8 | 実践研究分析(2-a):成城学園・玉川学園で活躍した教育家・小原國芳の教育実践に関する資料を取り上げ、大正期に行われていた道徳教育に関する実践研究の分析を通して、学校教育のなかに道徳教育が導入された背景や意味について考察する。 |
9 | 実践研究分析(2-b):同じく、成城学園・玉川学園で活躍した教育家・小原國芳の教育実践に関する資料を取り上げ、大正期に行われていた道徳教育の実践について、目的・内容・方法・評価・子どもの捉え方を分析し、その特徴を考察する。 |
10 | 実践研究分析(2-c):受講者自身の実践や教育センター等で公開している実践報告等の資料を取り上げ、現代の道徳教育の実践について、目的・内容・方法・評価・子どもの捉え方を分析し、その特徴を前回の考察結果と比較する。 |
11 | 実践研究分析(3-a):成城学園・玉川学園で活躍した教育家・小原國芳の教育実践に関する資料を取り上げ、大正期に行われていた郷土教育に関する実践研究の分析を通して、郷土教育が成立した背景や意味について考察する。 |
12 | 実践研究分析(3-b):同じく、成城学園・玉川学園で活躍した教育家・小原國芳の教育実践に関する資料を取り上げ、郷土教育における教育実践について、目的・内容・方法・評価・子どもの捉え方を分析し、その特徴を考察する。 |
13 | 実践研究分析(3-c):受講者自身の実践や教育センター等で公開している実践報告等の資料を取り上げ、現代の地域学習における教育実践について、目的・内容・方法・評価・子どもの捉え方を分析し、その特徴を前回の考察結果と比較する。 |
14 | まとめ・発表:これまでに行った分析・考察の結果に基づきつつ、子ども中心の教育の特徴及び今後の課題について検討し、教育実践研究の視点を確立する。さらに、その視点を学校等における研究や報告書作成に具体的に活かす方法を提示する。 |
15 | 評価−レポート作成 |