科目名 |
人文地理学特論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
◆人文地理学の要素を多く盛り込んだ野外実習の企画や運営について実践的に学ぶ。担当者とともに学部開設科目「地理学特講」の企画・運営に携わり、デスクワークとフィールドワークの双方に磨きをかける。なお、学部開設科目「地理学特講」の概要は、以下の★の通り。 ★特定地域における野外実習、およびそれに先立つデスクワークを通じて、地域を多面的に理解する。 ★今年度の特定地域(現地実習の実施地域)は、北海道の道南・道央である。テーマは「ウォーターフロント再開発と街づくり」。 ★現地実習の概略:函館と札幌(または小樽)でそれぞれ1泊、現地集合(函館)&現地解散(小樽)を予定している。函館集合は8月6日(水)の午前なので、現地実習に先立って函館で前泊するか夜行列車で現地入りすることが必要。小樽解散は8月8日(金)の午後で(航空機を利用すれば同日中に京都に戻れる時間)とする。 |
授業の到達目標 |
◆人文地理学を主とした野外実習(エクスカーション)の企画・運営力を増進する。関連する学部開設科目「地理学特講」の到達目標は、以下の★の通り。 ★実社会では、教育現場・公務・民間企業を問わず、地域を理解し地域固有の問題を解決していく能力が要求される。そのためには、当該地域をめぐる先行研究の渉猟、各種データの分析などのデスクワーク(インドアワーク)と実地での調査・観察(フィールドワーク)の双方をこなせる力量が必要である。本授業科目は、特定地域についての理解・分析能力に富む人材育成を目標としている。 |
授業計画 |
◆担当者と下の★に記す授業運営に携わり、デスクワークとフィールドワークの実践について学ぶ。なお、本授業科目を受講する大学院生は、4月24日(木)までに担当者へ受講希望の旨を連絡すること。また、学部開設科目において課すレポートの提出は、大学院生の場合は不要である(平常点のみで評価する)。 ★4月中:予備登録(香川研究室=B棟3階)⇒4月10日(木)の前期開講日の正午に予備登録用紙を香川研究室のドアに貼付する。受講希望者は、特に下の「その他」欄に記載した内容を了承のうえ、予備登録用紙に必要事項を記入すること。 ★5〜7月:月に1〜2回の事前学習(受講生による論文紹介と質疑応答など) ★8月:8月5日〜8日の集中講義期間中に2泊3日の行程で現地実習を実施(現地での簡単なフィールドワーク及び宿舎での討論)する。帰着後、8月末日までに1,600字程度のレポートを提出。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
◆テキストは使用しない。学部開設科目「地理学特論」のシラバスに記した★以下を参考にして自学自習に励むこと。質問は随時受け付ける。 ★過去3回分の本授業科目の実施記録は、京都教育大学教育実践研究紀要3号(2003)、同5号(2005)、同7号(2007)を参照のこと。それぞれに所収されている論文タイトル(副題省略)は、3号が「東京を歩く」、5号が「道央探訪」、7号が「長崎ば、さるかんね」である。このうち7号については、インターネットでも閲覧が可能(ただしアクロバットリーダーが必要)であるが、3号と5号については附属図書館で閲覧のこと(7号についても閲覧可能)。7号をインターネットで閲覧する場合は、http://cert.kyokyo-u.ac.jp/journal7/7-1.pdfにアクセスのこと。 ★事前学習における論文検索については、各種検索エンジンを活用するか、B棟3階の地理学実習室に収蔵している『地理学文献目録』(第1集〜第12集)を利用すること。なお、第12集については、平成20(2008)年3月末に刊行予定である。 |
授業の形式 |
5〜7月:演習形式による論文紹介と討論(デスクワーク[インドアワーク])の運営サポート 8月:現地実習(フィールドワーク)におけるリードと補助 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常点(100%)で評価する。 |
本授業に関する情報 |
現地までの交通費、宿泊料金や食費の合計で5万円前後を要する。 |
その他 |
◆上の「授業計画」欄にも記したが、受講を希望する者は4月24日(木)までに担当者へ受講希望の旨を連絡すること。 ◆指導が過重にならないよう配慮して、現地実習に参加する学部学生数には上限(20名)を設けている。 |