科目情報
科目名 理科教育特別演習I 
クラス − 
授業の概要 「身近な自然現象やものへの関心を促す絵本」を実際につくる活動を中心とする。 
授業の到達目標 理科教育の課題のひとつは、「理科教育」という営みそのものの成立を危うくしている「子ども達の、自然離れ・理科離れの状況」をきちんと視野に入れた「教材やカリキュラムの開発・再編」である。特に、理科教育成立の前提である「子ども達の、身近な自然現象やものへの関心」を促すきっかけを、様々な角度から工夫していくことが大切となる。この授業では、そのようなきっかけづくりのひとつとして「絵本」を取り上げ、実際に絵本をつくる活動を通して「子ども達の、身近な自然現象やものへの関心」を促す工夫について考える。 
授業計画 1.自然に関心を持つきっかけ、また、そこにおける大人の関与について、受講者自身による体験の紹介をまじえた考察
2.絵本の、自然への関心を促す観点からの役割について、「絵本の実物」と「受講者自身の体験」の紹介をまじえた考察
3.自作絵本のテーマ探し
4.複数のテーマ候補を互いに紹介し、助言しあう(レジュメ用意)
5.助言も参考にして、テーマおよび展開の大筋(対象との出会い→展開→結び)について構想(プロット)を練り、紹介・助言しあう
6.助言も参考にして、テーマを一つに絞り、ページの流れを意識した下書きを作 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 広木正紀(2004)大学院の授業で絵本をつくる ―「子ども達に外界への働きかけをどう促すか」を考える手がかりとして.化学と教育 52(6): 372-374.
その他、必要に応じて授業の中で紹介する。 
授業の形式 演習、制作、幼稚園あるいは小学校等への訪問 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 平素の授業への参加度,および作品(手作り絵本)
 
本授業に関する情報  
その他