科目名 |
保健体育科教育教科内容論IV |
クラス |
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授業の概要 |
学校体育は生涯にわたってスポーツを楽しむための基礎を育てる教育的営みである。周知のとおり、そこで学習すべき内容は学習指導要領に規定されているが、その内容は、子どもたちの身体が置かれている状況や社会におけるスポーツの状況に大いに影響を受ける。 そこで、本授業では、カリキュラムの内容とそれを伝えるエージェントである教師によって制度化されている体育教育が、近代教育の中でどのような社会的意味を持っていたのかについて考察する。 |
授業の到達目標 |
学校体育のカリキュラムの内容について社会学的理解ができるようになると同時に、体育の授業の実践において、有効なカリキュラムの設定や指導ができるようになること。 |
授業計画 |
はじめに授業のガイダンスを行い、それぞれのテーマについて、2時間かけて講義と討議を行う。 1、 授業ガイダンス(授業のねらいについて) 2、 体育内容論(なぜ学校体育から遊びが去っていったのか?) 3、 体育教師論(体育教師はどのように作られるのか?) 4、 武道論(加納治五郎の柔道とはなんだったのか?) 5、 表現運動論(ダンスはなぜ体育なのか?) 6、 学校運動部論(「部活」はどのような身体文化を再生産してきたのか?) 7、 障害者体育論(統合体育で子どもたちは何を学習するのか?) 8、 体育科教育学研究(体育科教育を研究する意味は?) |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
杉本厚夫編著 『体育教育を学ぶ人のために』 世界思想社 |
授業の形式 |
テーマに沿った講義とそれに対する討議を行う. |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常点(70%)とレポート(30%)による総合評価 |
本授業に関する情報 |
小中学校の体育の授業を日ごろから観察するように心がけてほしい。 |
その他 |
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