科目名 |
英語学特論IV |
クラス |
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授業の概要 |
生成文法の言語獲得理論と認知的な言語習得論を取り上げ、英語の構文交替現象を中心に、それぞれの理論的妥当性を考察する。与格交替(dative alternation)、所格交替(locative alternation)、使役交替(causative alternation)など、英語の代表的な構文交替とその習得について論じられた文献を取り上げ、批判的検討を加えながら精読する。
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授業の到達目標 |
Pinker, Goldberg, Tomaselloの先行研究を中心に、言語獲得の論理問題を語彙意味論(lexical semantics)と構文文法(construction grammar)の観点から検討し、生成・認知の両者の言語習得論について学ぶ。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 序論:生成文法の言語獲得研究(1) |
2 | 生成文法の言語獲得研究(2) |
3 | Pinkerの語彙意味論研究(1) |
4 | Pinkerの語彙意味論研究(2) |
5 | Pinkerの語彙意味論研究(3) |
6 | Pinkerの語彙意味論研究(4) |
7 | Pinkerの語彙意味論研究(5) |
8 | Pinkerの語彙意味論研究(6) |
9 | Langacker(2008)の認知文法論(1) |
10 | Langacker(2008)の認知文法論(2) |
11 | Langacker(2008)の認知文法論(3) |
12 | Langacker(2008)の認知文法論(4) |
13 | Langacker(2008)の認知文法論(5) |
14 | Langacker(2008)の認知文法論(6) |
15 | 本講義のまとめ |
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テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト: Pinker, S. (1989). Learnability and Cognition. MIT Press. Langacker, R. (2008). Cognitive Grammar: An Basic Introduction.Oxford University Press.
参考文献: 中島平三(編)『言語の可能性』朝倉書店(2008, 近刊) Langacker, R. (2008). Cognitive Grammar: An Basic Introduction.Oxford University Press. |
授業の形式 |
講義と演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への参加態度・口頭発表・課題提出(40%),レポート試験(60%)を総合的に評価する。 |
本授業に関する情報 |
単位修得には口頭発表と課題提出を含め相当な努力と熱意が必須である。 |
その他 |
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