科目名 |
現代人間論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
人間存在についての認識や人間観について、歴史的・社会文化的に展望しながら、現代における人間理解の現状を考察する。哲学、社会思想、宗教、心理学、人類学、人間学、精神分析、動物行動学等の思想的遺産や知見を概観し、そのつど読書案内もする。連続的に毎回、前講と関連させながら次の主題に移るかたちで1回ずつ分かれた講義をする。 |
授業の到達目標 |
人間科学と言われる分野・言説領域についての幅広い知識や理論を理解し、それらを概観的に見渡すパースペクティブを得ることを目標にする。 |
授業計画 |
§1 概要説明、人間の自己定義 §2 生物学的人間観:生命進化と人間の位階 §3 人間性の両極:性善説と性悪説 §4 人間性の両極:利己性と利他性、自己愛と対象愛・博愛 §5 宗教的人間観:キリスト教と仏教 §6 人間性の3分法:知情意 §7 自我・自己・主体性 §8 人格・個性・個人差 §9 無意識・自明性・暗黙知 §10 閾値説と階層的システム論 §11 社会的感情と欲望 §12 道徳性と道徳感情 §13 人間の関係性と集合性 §14 人間の多様性と普遍性:民族・文化 §15 人間の徳性・偉さ・品格 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは使用しない。適宜、参考文献表や資料を配布するので、それを参考にして自学自習してほしい。 |
授業の形式 |
パソコン・プロジェクターを使って資料呈示しながら講義する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席は不定期に取る。授業の最後に、ミニレポートを書いてもらうことがある。期末の論述試験(80%)と、不定期の出席取りおよびミニレポート(20%)によって評価する。 |
本授業に関する情報 |
質問は歓迎する。内容でわかりにくいことや疑問があれば、講義中いつでも質問してよい。 |
その他 |
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