科目情報
科目名 日本語表現研究II 
クラス − 
授業の概要 論理的文章の形式面・方法面に着目し、文章論的な考究を行う。受講生の言語形式への反応も授業に組み込み、文章の受容側から文章の機能を分析することも導入する。講義に加えて演習形式も加味する。 
授業の到達目標 日本語による論理的な文章の機能について、実際の文章に即して検討を行い、類別する能力を習得する。また文章の検討に際して、文章の機能をとらえる能力と共に、読者の反応状況も組み入れて判断する能力も養う。 
授業計画
内容
1本授業に関するオリエンテーション。使用教材、授業進行の方法などについても説明を行う。 
2小学校教材を基に、論理的文章の機能、レトリックのあり方について講じる。 
3中学校教材を基に、論理的文章の機能、レトリックのあり方について講じる。 
4高校の論説・評論教材を用いて、論理的文章の機能、性格、タイプなどについて講じると共に、グループによる討議を行う。演習の進行方法について、指示する。 
5表現分析の演習と講義?。(評論・論説教材)「水の東西」(山崎正和)。 
6表現分析の演習と講義?。(評論・論説教材)「「生きるということ」(河合雅雄) 
7表現分析の演習と講義?。(随筆教材)「字のないはがき」(向田邦子) 
8表現分析の演習と講義?。(評論・論説教材)「ミロのビーナス」(清岡卓行) 
9表現分析の演習と講義?。(鷲田清一の評論・論説教材) 
10表現分析の演習と講義?。(司馬遼太郎の随筆教材) 
11表現分析の演習と講義?。(池内紀の評論・論説教材) 
12授業の総括?―論理的文章の表現効果に関する考究― 
13授業の総括?―表現効果の分析に読者の反応を取り入れる方法の有効性― 
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テキスト・参考書及び自学自習についての情報 教材集はプリントして事前に配布する。授業に際しては当該時間に検討する教材について分析を行っておくことが出席の前提である。 
授業の形式 講義に演習を加味する形で行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 演習発表及び質疑応答(40%)、他の受講生の発表に対する討議参加の積極性(40%)、レポート(20%)。発言なく授業に出席していると評価が低くなるので注意。 
本授業に関する情報 授業時に表現形式とその効果について受講生の反応を集めて、その反応状況の分析も行う。読者として実験に参加する心積もりで授業に臨むと成果が大きいと考えられる。 
その他