科目名 |
現代思想特講 |
クラス |
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授業の概要 |
「哲学」に取り組む方法はさまざまあるが、その基本は「古典を読む」ことと「自分(の時代や社会)にとって切実な問題に取り組む」ことにある。 今年度の授業は、おもに以下のように進める。
1 現代の社会や思想を理解するうえで重要な哲学者のひとりである F.ニ?チェの(おもに『善悪の彼岸』という本から)いくつかの議論を取り出す。 2 F.ニ?チェの議論の読解を手がかりに、さらに20世紀・21世紀に展開された新しい思想と社会のありようを学ぶ。 3 各自が任意の主題に「哲学的に」取り組むこと(ときに学生どうし議論すること)をサポートする。 |
授業の到達目標 |
・「哲学的に」考え、表現することの「おもしろさ」と「むずかしさ」を経験し、(もちろん教員がサポートするが)実際に自分でいくつかの「主題」に取り組むことができる。 ・「哲学の古典」の読み方(と「教え方」の一部)を知る。 |
授業計画 |
1 ガイダンスと「哲学の古典の読み方」(導入) 2 二?チェの人と思想(概説) 3 「知」と「生」について 4 「倫理」・「政治」について 5 「自己」・「他者」・「社会」について 以上、それぞれ1-3回の授業で取り上げる(順不同)。
「教員への質問」は歓迎します(もちろん授業の流れを無視されては困りますが)。 また、(受講者数などにもよりますが)「学生どうしの議論」が有効な場面では、それも生かしたいと思います。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは使用しない。重要な論文や本の一部を配付し、それを読み、考える。 参考書及び自学自習についての情報は、授業においてそのつど指示する。 |
授業の形式 |
講義 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常成績(55点)、試験成績(45点)により、総合的に評価する。 平常成績は、おもに出席率・積極性・理解度をもとにする。 試験成績は、学期末試験と小テスト(実施時期および内容については授業内でのみ通知する)の結果をもとにする。 |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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