科目名 |
国際教育・実地研究A |
クラス |
− |
授業の概要 |
日本社会のグローバル化にともない、全国の学校で日本語を母語としない子どもたちが日本語を母語とする子どもたちと机を並べて勉強することが珍しいことではなくなってきた。現在日本に住む外国人は人口の約1.6%だが、関東・東海・近畿地方の一部には、外国人が人口の10%を超える市や町もあり、外国人との共生が緊急課題となっている。一方外国人の人口が少ない農山村部にあっても、国際結婚などによる実質的移住者が確実に増加している。このように、現在、日本社会の多文化化は急速に進みつつある。 本授業では、国内のいくつかの地域における外国人の学習支援の実践や調査研究を通して出会った事例をもとに、外国人児童生徒および定住外国人のための教育について、日本語教育の視点から検討する。 |
授業の到達目標 |
日本語を母語としない児童生徒の第二言語としての日本語の習得と教科学習の課題について理解を深め、基礎的な知識を身につける。定住外国人(成人)に対する日本語習得支援の現状を把握し、その問題点について検討するための枠組みを得る。さらに、定住外国人の急増という現象の背景にある日本社会の構造ならびにその変容のプロセスについても理解を深める。 |
授業計画 |
1.定住外国人とは? 2.外国人児童生徒とは? 3.外国人や外国出身の子どもが日本語を話さないのは、日本語がわからないから ? 4.「自然に日本語が話せるようになった」とは? 5.日本語が話せれば日本でうまく生活できるのか? 6.家庭のことば、社会のことば 7.日本生まれの外国人児童の日本語能力は日本語母語話者の児童と同じか? 8.外国人の母語が話せないと何も教えられない? 9.やさしい日本語、伝わる日本語 10. フィールドワーク(1) 11.フィールドワーク(2) 12. フィールドワーク(3) 13. 文字と力 14.ことばと自己実現 15.まとめ |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
授業中に指示。ハンドアウトの配布。 |
授業の形式 |
講義、討論、フィールドワーク |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席30%、討論30%、レポート40% |
本授業に関する情報 |
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その他 |
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