科目名 |
基礎英文法実習 |
クラス |
− |
授業の概要 |
英文法の基礎事項となるテーマをいくつか取り上げる。近年の英語学研究によって発掘された知見をいかに英文法教育に還元するかという視点から、講義では文法現象の観察、記述だけでなく、説明的妥当性を踏まえた理論構築を試みる。また、教育的配慮から読解や作文にも生かせる文法知識の習得を目指す。 |
授業の到達目標 |
高校までの学校文法で扱われてきた文法項目に対し、英語学的な視点から体系的かつ整合性の高い説明ができるような知識の習得を目指す。受講生には、授業で取り上げる特定のテーマについての十分な理解と正確な文法知識の習得を求める。本授業を通して、言語(英語)について学ぶことの面白さ、言語(英語)について思索することの楽しさを知ることができれば幸いである。 |
授業計画 |
基本文型、構文の交替現象(自動詞文と他動詞文、能動文と受動文など)、動詞の用法と構文の相関、冠詞の用法、前置詞の意味などのテーマを扱う。英語の文献を読むことも予定している。
回 |
内容 |
1 | 導入:英文法の世界への招待 |
2 | 言語学(英語学)から見た英文法の世界1 ノーム・チョムスキー(N.Chomsky)と生成文法理論の貢献 |
3 | 英文購読1:英語の文法について書かれた文献を読む |
4 | 英文購読2:英語の文法について書かれた文献を読む |
5 | 言語学(英語学)から見た英文法の世界2 生成文法のアプローチと文法研究 |
6 | 英語の基礎構文1 |
7 | 英語の基礎構文2 |
8 | 英語の基礎構文3 |
9 | 音韻論と文法の接点1 |
10 | 音韻論と文法の接点2 |
11 | テーマ別研究1:語彙意味論のアプローチ |
12 | テーマ別研究2:語彙意味論のアプローチ |
13 | テーマ別研究3:構文文法のアプローチ |
14 | テーマ別研究4:構文文法のアプローチ |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
教科書: 中島平三(編)(2009,近刊)『言語学の領域(I)』朝倉書店. 言語学・英語学の全体像を理解する上で、本文献を机辺において勉強するすることを強く勧める。
講義資料はプリントにして配布する。 参考文献は、毎回の授業中に適宜、指示する。
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授業の形式 |
講義と演習(口頭発表・研究発表)を適宜、求める。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
学期末試験(50%)、レポート等の課題提出(20%)、口頭発表など授業への参加態度(20%)、小テスト(10%)を成績評価の基準とする。 |
本授業に関する情報 |
毎回、履修者の十分な予習を前提に授業を進める。 |
その他 |
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