科目名 |
ヨーロッパ文化I |
クラス |
− |
授業の概要 |
1920〜40年代と映画 1920年代は、視覚革命ともいえる時代で、映画の分野でもさまざまな新しい実験がくりひろげられ、多様なジャンルで水準の高い映画が作られた。しかし、1929年、アメリカ発の経済恐慌は世界に波及し、時代は大きく変貌し、映画もその影響を受けていく。映画はそのような現実とどう向き合い、どのようにそれを切り取っているのだろうか。 本授業では、1920〜40年代の名作といわれるドイツ、フランス、アメリカ、日本の映画を見ながら、そのテーマ、映像表現の手法、現代的意義などについてディスカッションする。 |
授業の到達目標 |
(1)1920〜40年代のドイツ、フランス、アメリカ、日本の代表的な映画を実際に見ながら、その映画作品のもつ意義、映画というメディアの特徴、人々の意識形成に及ぼす力などについて考える。 (2)第一次世界大戦後から第二次世界大戦に到る時代がどのようなものだったのかを映画を通して具体的に知り、さまざまな角度から考える。
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授業計画 |
以下のような映画を取り上げる予定である。 フリッツ・ラング「メトロポリス」、「M」、「死刑執行人もまた死す」、チャップリン「黄金狂時代」、「モダンタイムス」、小津安二郎「大学は出たけれど」、「生まれてはみたけれど」、ジャン・ルノアール「大いなる幻影」、「ゲームの規則」、フランク・キャプラ「群衆」 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
授業開始時に指示する。 |
授業の形式 |
講義+課題についての受講生の研究発表および討論。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席・授業への参加度20%、レポート50%、発表30%による総合評価 |
本授業に関する情報 |
受講生には、意見を積極的に述べてもらう。 |
その他 |
平成18年度以降に入学した学生を対象とする。 |