科目情報
科目名 情報学講究II 
クラス − 
授業の概要 各自が決定した卒業研究の課題に関する研究を、各自が主体性を持って進めていく。教員は、それに対して、助言を与える。 
授業の到達目標 『情報学講究I』で学んだ基礎知識を元に、各自が決定した卒業研究の課題に取り組み、卒業論文をまとめる。また、自分が研究したことを、他人にわかりやすく説明する能力を養う。 
授業計画 今まで卒業研究でやってきたことを列挙すると、3Dグラフィックス,お絵書きソフト,詰め将棋,チェッカー・チェス・ブロックスデュオなどの2人ゲーム,遺伝的アルゴリズム,ニューラル・ネット,カオス,組み合わせ最適化問題の近似解,時系列データの予測,初等幾何の問題の自動証明,鉄道経路検索ソフトの制作,新しいプログラミング言語の設計とその処理系の開発,PASCAL のプログラムをC言語のプログラムに変換するトランスレータの開発,量子コンピュータのシミュレーション,暗号等セキュリティの問題,顔の画像データベースの検索プログラムの開発,JAVA, JAVA SCRIPT, PERL による CGI プログラミング,JAVA を使った分散オブジェクト・プログラミング(チャットや、2台以上で共有する掲示板や、あるマシンから別のマシンを操作するソフトの作成),算数・数学教育の教材,変ったものでは、株がどのような要因で変動するかについての経済的分析や、錯視についての認知科学的分析がある。このように、非常に広い範囲のものを扱っており、卒業生の研究をさらに進める、あるいは、独自の分野を開拓する形で、卒業研究の課題を決定し、それに取り組む。授業中、研究の進み具合に関して質問をするので、それに、わかりやすく、説明するよう心がけてもらいたい。今年度は、算数・数学教育の教材を作成する受講生が多いことが予想されるが、この場合、作成した教材を用いた授業の指導案を作成し、模擬授業をしてもらうことも予定している。 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 各自が研究を進める過程で、テキストが必要になれば、適宜アドバイスを与えるので、そのテキストを購入して欲しい。 
授業の形式 卒業論文のまとめ方に関しては、教員が講義・指導するが、各自が決定した卒業研究の課題に関する研究は、各自が主体性を持って進めていき、教員は、それに対して、助言を与える。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 出席点 (40 点)
(2) 卒業研究の課題への取り組みの熱心さ (40 点)
(3) 研究内容の説明能力 (20 点) 
本授業に関する情報 情報関係の企業や大学院に進む学生に対しては、技術者あるいは研究者として独り立ちする手助けをしていきたい。一方、教員志望の学生に対しては、コンピュータを利用した算数・数学教育に関して深い知識を持ち、新しい利用方法を提言できるような人に育てていきたいと考えている。 
その他