科目名 |
美術鑑賞教育 |
クラス |
− |
授業の概要 |
美術作品や身辺の景観等を対象に,ビデオや写真等,映像による視覚的な情報を活用しながら鑑賞教育の方法や意味について考察する。さらに,受講生各自が特定の作品を素材に自己の鑑賞の視点を設定し,それが子どもにどのように提供できるかに追求し,提示資料として作成して相互に検討する。 |
授業の到達目標 |
・造形活動における「見る」を「つくる」と等価にとらえ,双方に配慮した美術教育の実践者となるための鑑賞の基礎的能力を培う。 ・子どもの視点や感覚でものを見ることへの理解と鑑賞実践能力を身に付ける。 |
授業計画 |
1.見ることとつくること(オリエンテーション)(1回) 2.美術鑑賞の理念と方法 (1)DBAEの鑑賞の過程−−Art Talkより(1回) (2)MoMAのVisual Thinking Curriculum−−「マチスとピカソ」を例に(1回) (3)子どもの鑑賞力−−大原美術館の事例から(1回) 3.事例作品を基にした鑑賞の多様なアプローチ (1)古典〜現代までの作品を見る−−ベラスケス,宗達,クリストなど(3回) (2)日常の身辺から(1回) 4.特定の作品を素材に「見る」ことへの試みを提案する(5〜6回) 各自の (1)鑑賞の対象作品等を設定 (2)作品研究(対象作品等を調査・分析) (3)鑑賞対象者(子ども)の視点を考慮した鑑賞提示資料を作成 (4)相互に報告・発表および討論 *発表した作品は,授業終了後,2号館ギャラリーで公開展示することを目指す。 5.美術と「見る」(まとめ)(1回) |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト:特に定めず,必要に応じてプリント資料を配布する。 参考書:鑑賞関係の文献や画集等,随時紹介する。 |
授業の形式 |
映像を基にした講義および演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席状況(およそ30%程度,以下同様),課題作品・レポート(40%),課題への取り組み・発表(探求心,独自の視点,創意工夫)(30%) <2/3以上の出席と課題発表は,単位認定に必須> |
本授業に関する情報 |
美術館や博物館,ギャラリーに行く,美術作品集やテレビの美術番組を見るなどの機会をできるだけ持っておくこと。*期間中の展覧会状況により,美術館で作品鑑賞を実施することがある |
その他 |
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