科目情報
科目名 保健体育学演習I 
クラス f 
授業の概要 現代日本のスポーツは、教育としてのスポーツから文化としてのスポーツに変容してきた。このような歴史的な経緯をふまえて、スポーツ文化論を中心に文献の解読を行う。とりわけ、現代社会においてスポーツに重要な影響を与えるメディアとの関連、そのことが学校体育に及ぼす影響など、スポーツ文化を巡る現代的な問題をテーマとして、議論を進める。発表のための資料を用意し、同時に発表後はその内容を修正するようにする。 
授業の到達目標 スポーツ社会学の基礎的な文献を解読することを通して、スポーツを社会学的に解釈する方法を学習し、論文作成のための基本的なパースペクティブを習得する。 
授業計画 原則として、一月ごとにテーマを持って学習する。また、休暇中もテーマに沿って、ホームワークを行う。
1)スポーツと文化:4月
・なぜ、スポーツを文化として捉えるのか?
・日本ではなぜ教育としてのスポーツが定着したのか?
2)スポーツとメディア:5月
・スポーツとメディアの関係はどのような歴史的な変遷をたどってきたのか?
・メディア・スポーツは学校体育にどのような影響を及ぼしているのか?
3)子どもとスポーツ:6月
・子どもにとってスポーツとは、どのような意味を持っているのか?
・学校体育は社会的にどのような意味を持っているのか? 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 『教育の3C時代』杉本厚夫他、世界思想社
『映画に学ぶスポーツ社会学』杉本厚夫、世界思想社
『体育教育を学ぶ人のために』杉本厚夫編、世界思想社
『スポーツファンの社会学』杉本厚夫編、世界思想社 
授業の形式 それぞれのテーマに沿って、関連分野の文献をレポートし、ディスカッションする。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎時間の授業への取り組み(50%)とレポート(50%)による総合評価
 
本授業に関する情報  
その他