科目名 |
教育心理学特別演習I |
クラス |
− |
授業の概要 |
現代の学校世界に生きる子どもが絶えず意識させられている「自己評価」(自尊心・自尊感情・自己肯定感)を幅広く論じた以下の著書をテキストにして,この問題領域の基本的な受けとめ方や論点を学ぶ。各自が一部を分担して要旨を報告し,全員で討論する。 |
授業の到達目標 |
2名のフランス系精神医学者が共著した自己評価(自尊心)についての著書を読み込んで、この心理と病理の地平の広がりを俯瞰し,この点に関して教師として児童生徒をどのように指導・助言すべきかを考察する。 |
授業計画 |
1.オリエンテーション・解説 2.各自で分担して1回1人ずつ要旨を作成して報告する。 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト:アンドレ,C.& ルロール,F./高野 優(訳) 「自己評価の心理学」 紀伊国屋書店 2000. |
授業の形式 |
1回1人ずつ分担した部を,少しずつ要旨にして報告し,全員で検討する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への出席,および章分担レジュメ作成・発表によって評価する。試験は行わない。 |
本授業に関する情報 |
取り上げる著書は「自己評価の心理学」と題されているが,この「自己評価」は原書ではフランス語"L'estime de soi'であり,英語でいう"self−esteem"のことである。これは心理学ではふつう「自尊心」あるいは「自尊感情」と呼ばれていて,学校児童生徒でしばしば問題にされる「自己肯定感」ともほぼ同義である。したがって,本書は「自尊心(あるいは自尊感情)の心理学」と題する方がむしろ適切である。本書は,そのつもりで読んでもらいたい。 |
その他 |
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